茶の木はとても繊細な植物。病害虫にも弱く、農薬や化学肥料を使わずに育てるのはとても難しいことです。
しかし、薩摩の茶匠 熊田岐利氏は、農薬で体調を崩したことをきっかけに、
「人を健康にするお茶をつくりたい」、ただその一心で困難な道へ歩み出しました。


農薬や化学肥料の影響を受けていない畑をつくるため、熊田氏は土壌の改善から始めました。
教科書も教えてくれる人もいない茶畑づくり。茶の木が栄養失調にかかったり、病害虫が大量発生したり…。
肥料をまく時期や害虫を防ぐ方法は、失敗を繰り返しながら、ひとつひとつ茶の木を我が子のように大切に見守り、経験から学んでいきました。
そして、納得のいく茶葉ができるまでに、10年近い月日が流れていました。