【30代からシミが増える理由】改善方法もあわせてご紹介
30代からシミが増える理由とは
30代を迎えると、「10代、20代の頃にはなかったシミが急に出てきた」「できたシミがなかなか薄くならない」と感じる方が増えてきます。
また、その理由はひとつではなく、複合的な要因によるケースがほとんどです。
まずは30代からシミが増える理由について解説します。
紫外線による光老化
海やプールで過ごす際や屋外でスポーツをする際、日焼け対策をしっかりと行わずに紫外線を浴びてしまうと、間もなくして皮膚が炎症を起こしたり、日焼けしたりすることがあります。
また、長時間紫外線を浴び続けた場合では、炎症や水ぶくれ、激しい痛みや痒みが起こることもあります。
紫外線(Ultraviolet、UV)の種類はUVA(紫外線A波)、UVB(紫外線B波)、UVC(紫外線C波)に分けられていますが、地球を取り巻くオゾン層により吸収され、地表に届く紫外線は、少量のUVBと大量のUVAとされています。
日焼けを起こす作用で比較すると、UVBはUVAの600倍以上強いといわれています。シミやしわなどの光老化についてもUVBの影響が強いとされていますが、UVAも皮膚の深く、真皮にまで到達するため軽視できません。
特に注意が必要な点として、UVAによるダメージは短期的には目立ちにくいものの、長期的には光老化を引き起こし、シミやしわとして現れることがあります。
ホルモンバランスの乱れ
30代を迎えると、仕事や人間関係、環境の変化によるストレスなどによってホルモンバランスに乱れが生じやすくなります。ストレスを抱え続けていると自律神経がバランスを崩し、ホルモンバランスが不安定になっていきます。
また、妊娠や出産によってホルモンバランスに乱れが生じることもあります。
女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)があり、ホルモンバランスの乱れでプロゲステロンの働きが優勢になると、シミの元であるメラノサイトが活性化します。
そしてその結果としてシミが増えることにつながります。
ターンオーバーの遅れ
ターンオーバーは肌細胞の新陳代謝を意味し、理想的な周期は28日程度です。
しかし、皮膚の主な機能は加齢に伴い構造変化の影響を受け、中年以降はほとんどの機能が低下し、中には50~60%も低下するものもあります。
加齢により、ターンオーバーの周期が長くなると、表面に浮き出てきたシミがいつまでも残ることになります。
そして、この状態になっているところへ新たなシミが浮き上がってくると、急にシミが増えたと感じることがあります。
睡眠不足
睡眠不足が続くと自律神経に乱れが生じ、この状態がきっかけとなってターンオーバー周期が乱れてしまうことがあります。
つまり、睡眠不足が30代のシミを形成するリスク因子のひとつになります。
30代のシミにはどんな特徴がある?
シミには複数の種類がありますが、30代で目立ってきたり増えたりしやすいのは、「老人性色素斑」「肝斑」「そばかす」です。
それでは、これらのシミの特徴についてご紹介していきます。
老人性色素斑
老人性色素斑は日光性黒子と呼ばれることもあるシミで、長年浴び続けてきた紫外線によって形成されます。
また、「老人性」と名がついてはいますが、30代の方にも多く見られます。
一般的に「シミ」と呼ばれるのは老人性色素斑を指し、紫外線やターンオーバーの遅れによって数が増えたり色素が濃くなったりします。
なお、老人性色素斑は顔だけでなく、手の甲や腕、デコルテラインなど、紫外線の影響を受けやすい場所にできやすいという特徴があり、サイズや形状はさまざまです。
肝斑(かんぱん)
肝斑は、30代~50代の女性に見られることが多いシミで、おもな原因はホルモンバランスの乱れです。
また、肝斑は左右対称にできるという特徴があり、でき始めは薄い茶色をしていることが多いです。
できる場所は人それぞれですが、頬骨の広い範囲やこめかみ、口周辺にできやすく、輪郭ははっきりとしておらず、ぼやけています。
肝斑ができる直接原因はホルモンバランスの乱れですが、紫外線や洗顔時の刺激、マッサージなどによって数が増えたり色素が濃くなったりすることがあります。
なお、肝斑は50代以降になると色素が薄くなる傾向が強いです。
そばかす
「雀卵斑(じゃくらんはん)」とも呼ばれるそばかすは、幼少期~10代に見られることが多いシミで、鼻の上部や頬骨の上部を中心として、細かい茶色のシミが散らばるようにして現れます。
また、そばかすも肝斑のように左右対称にできることが多いです。
しかし、肝斑が輪郭のはっきりしないシミであるのに対し、そばかすは輪郭がはっきりとした茶色く小さなシミという違いがありますので、比較的、肝斑とは区別しやすいです。
なお、紫外線に当たる機会が多い方の場合では、そばかすに老人性色素斑が混じることがあります。
ご自身でシミを確認してみてどちらかわからないというときには、ひとまず皮膚科や美容皮膚科、美容外科などに相談し、必要であれば治療を開始することをお勧めします。
30代でシミが増えたら。早めの対策が重要
30代でシミが増えてきた、もしくはシミが現れる前からケアをしたい、と感じたなら、まずはしっかりと紫外線対策をすることが重要です。
こちらの章では、セルフケアでシミを改善する方法と、治療でシミを改善する方法についてご紹介しています。
セルフケアで改善を目指す方法
シミ改善を目指したいけれど、まずは自分でできるケアで試してみたいという場合には、以下でご紹介する方法のいずれかを試してみてください。
なお、ご紹介する方法にはそれぞれに注意点がありますので、注意点をきちんと守った上で実践してください。
美白成分配合薬用化粧品(医薬部外品)でセルフケア
美白成分配合の薬用化粧品は医薬部外品に分類され、美白の有効成分が配合されています。
美白の有効成分には、ビタミンC誘導体、トラネキサム酸、ナイアシンアミド、アルブチン、コウジ酸、ハイドロキノンがありますので、これらのいずれかを配合したタイプを選び、毎日のスキンケアで使用してください。
また、美白成分配合化粧品には安全性がある分、即効性よりも中〜長期戦で臨むことが大切です。
特にターンオーバーの周期が長くなりつつある30代では、数ヶ月間の使用で効果を実感できることがありますので、気長に続けることが何よりも大切です。
サプリメントの服用
健康食品に分類されるサプリメントには、医薬品のような即効性は期待できないと思われている方も多いのではないでしょうか。しかし、サプリメントでもコツコツと続けることでターンオーバーの促進作用が働き、できているシミを薄くする対策として役立ちます。
特にL-システインやビタミンCにはターンオーバー促進作用があるとされていますので、できているシミでお困りの方に向いている成分だといえます。



30代を迎えてシミが増えてきたと感じるなら、それは30代から見え始めるエイジングサインかもしれません。エイジングサインというと少し大げさに感じる方もいらっしゃいますが、30代から増え始めたシミをそのまま放置していると、40代や50代になってから「もっと早くケアしておけばよかった」と思われるケースも少なくありません。
こちらのコラムでは、30代からシミが増える理由や30代に多いシミの種類、30代でシミが増えたと感じた際の対策について解説します。